【ラクロス】認知力向上メニュー7選|lacrosse_practice_menu

ラクロスInstagramアカウントのlacrosse_practice_menuから『認知トレーニング』をまとめてご紹介します。
こちらの練習メニューを生かして東北学院大学で重要視されている認知力を身に着けましょう。

『認知』とは…
実際にアカウントを運営する鈴木さんに教えていただきました!

「認知」とは行動のプロセスの中で「(プレーを)実行する為に必要な判断要素を、正確に収集する」事であり、「物事をどのように捉えるか」に焦点を当てたものです。
例えば、横断断歩道を渡るプロセスの中では
①信号を見て色を認識し、周囲の状況を確認する(情報収集)
②渡るか止まるか考える(判断)
③渡る、止まる(実行)
といった工程が無意識のうちに行われています。認知はこの工程で言えば①に当たります。
横断歩道を渡るには信号の色をまずは確認しなければなりませんが、ここで判断の要素を信号の色ではなく、周囲の状況だけにしてしまったらどうでしょうか。危険ですよね。
*経験による認知みたいな話もありますがここでは割愛します。
正確な情報収集が出来ないと、判断・実行も正確に行えない可能性があるのはこの例でわかると思います。
所謂プレーのミスは「認知・判断・実行」のどれかのミスに分類されますが、その内の認知ミスを減らす為のトレーニングが認知トレーニングです。

 

「認知」が全ての選択の根本になる要素であることがわかりました
それではここか実際に認知力を鍛える方法についてメニューを見ていきます

認知トレ1

目の使い方を訓練する練習

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. 【認知トレーニング レベル1】 認知とは? 「正確にプレー空間を認識し、的確な判断(シミュレーション)を行い、スムーズにプレーを実行する」と東北学院大で定義付ている共通言語です。 最近よく聞くTTPやDTPが出来ていても、「どこでどのように使うのか」という前提の判断が出来ないと意味がありません。 なのでこのメニューは、前提条件のプレー空間を認識する力を養う為の「目」の使い方を鍛えるトレーニングです。 片手で投げて、両手でキャッチする。単純ですが目を動かさないと視野から外れてキャッチ出来ません。 意外と難しいです! 10回出来れば合格のレベル。 是非やってみて下さい!

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認知トレ2

目の使い方を訓練する練習の次の段階

認知トレ3

クロスを使って目の使い方を訓練する練習

認知鬼ごっこ

体術と認知の両方の向上に効果的な練習

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. 【認知鬼ごっこ】 ◉ルール ・外周5人+鬼1人 ・鬼はポイントにいない外周の人をタッチすれば勝ち。ポイントにいる人はタッチ不可。 ・鬼はメッジとかでしっぽをつける ・外周の人は鬼のしっぽを取れれば勝ち ◉ポイント ・外周はポイントに重ならなに様にコミュニケーションを取る。 ・次の動きを予測する為に周りを見る(情報収集) ・鬼は背後も気にして首を振り、目を動かして情報収集する。 ◉狙い ・体を温める(今日は2°くらい) ・コミュニケーションを取る事で雰囲気アップ←結構大事 ・首を振って目を動かして情報収集する癖を付ける ・空いてるポイント(スペース)を見つける

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認知鬼ごっこレベル2

体術と認知の両方の向上に効果的な練習

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. 【認知鬼ごっこレベル2】 ◉ルール ・2色のポイント準備(ボトルとか防具でもok) ・外周4人、鬼1人 ・外周は同じ色のポイントにしか留まれない ・鬼はポイントにいない外周をタッチすれば勝ち。ポイントにいる外周はタッチ不可 ・笛がなったら留まれるポイントが変わる →4人全員が移動する必要あり ◉ポイント ・空いてるポイント、他の外周の位置、鬼の位置を認知(情報収集) ・どう回ればいいかシュミレーション(判断) ・コミュニケーションを取って人を動かす(実行)

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認知4on2

実戦的な状況の中で認知を養う練習

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. 【認知4on2】 ◯ルール ・正方形エリアを3つ作る(左からA・B・C)。OFは各エリアに1人以上いなければならない。 ・DFはA・Cエリアには1人しか入れず、Bエリアのみ2人入る事が可能。 ・同じエリアでのパス交換は1回のみ(この条件を付けないと同じエリアでの2on1で終わってしまう)。 ・エリアを飛ばしたパス(A⇄C)は禁止。 ・30秒1セット ◯狙い ・空いているスペース、味方の人数を認知する。 →オフサイドケアの練習にもなる ・エリアを意識する。 →オンボールエリアに近寄らず、逆サイド展開時の準備をする。 ・コミュニケーションを取ってエリアの移動をする事で、プレーを流動的にする。 ・事前の視野取り

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ゴール前認知4on2

実戦的な状況の中で認知を養う練習

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. 【G前認知4on2】 ◯ルール ・シュートはBエリアのみ。AからCまたはCからAまでパスが渡ればシュート打ってok。 ・後は認知4on2と同じ。 ◯ポイント ・OFはL字を意識する →ボールマンに対して、ネクストが垂直に、その次がネクストの平行にパスコースを作る ・幅と深さを確保する ・エリアを横断させる事でゴーリを動かす ・1本目の様にDFの間を取る ・3本目でトップで打とうと思ってプレッシャーを受けた場合は、シュートからパスへ切り替える選択肢も持つ(TTPが意識出来てれば可能)

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今回は「認知トレーニング」についてまとめました。是非参考にしてください!

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